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2015年11月05日

海のそばで生きるなら 海と共に在ろう


 今から二年前の話

お墓参りを終えた翌日、宮城の海沿いはどうなってるのかな?と、見に行きました。

稲穂が黄金色に揺れる中、ある場所から急に景色が変わる。
閑散として何もない大地が現れる。
途中ポツリポツリと家があるくらいで、雑草だけが伸び伸びと生える大地が海まで広がっている。

ここに以前は人々の生活があったなんて・・・

まるで想像できない。
ここにいても何も感じない。 良くも悪くも何も感じない。

海岸まで行くと 所々廃船が見える。
そして、ただただ海岸を波防する巨壁を造るブルドーザーやダンプがうごめいている。
この巨壁はずっと続くのか・・・ どこまでも海を覆ってしまうのか・・・
もう、ここからでは海は見えない。

海のそばで生きるなら 海と共に在ろう。

今まで様々な恩恵にあずかった海であるはずなのに、一度の大波だけを強視しその存在を巨壁で防ぐとは・・・。
そこまで危ないのであれば、そこから離れればいい。

巨大な壁を造り自分達を覆い、
そこから何を見出すのか。 何を創造するのか。
想像できるのは、いつの日かその巨壁を再び海が乗り越えてしまう哀しき情景。

海のそばで生きるなら 海と共に在ろう。

この時の私は ただ そう 思い、帰路についた。
posted by ツチノコ at 21:06| 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする